右翼団体及び怒れる日本国民が、一斉にロシアに抗議の意思を示す日である「反ロシアデー」は、一年を通して最も警備が厳しくなり、最も多くの警察・公安・機動隊が動員される日でもあります。
普段の日でも、ロシア大使館周辺道路は右翼関係者は通行させない厳しい警備体制が引かれていますが、反ロシアデーの日には、さらに警備レベルが上がり、あきらかに一般人っぽくても、目つきが怪しいそうだと、片っ端から止められて、規制線内に入れてもらえません。
人間でさえ、それほど厳しく選別して排除しますから、車両は言わずもがなです。
そんな中、なんとかしてロシアに抗議の意思を見せつけてやろうとする、熱心な街宣右翼の方々は、規制線を突破しようと、ありとあらゆる手段を試みます。
- 徒歩で突破を試みる
→即警備の機動隊員に止められてしまいます。右翼の制服ではない、普段着を着ていても、警察官は顔で右翼活動家を識別し、侵入を阻止します。右翼活動家でなくても、外見が危険人物っぽさを醸し出している人も止められて排除されてしまいます。(たまにまったく関係のない建設作業員も右翼関係者と誤認され止められて通せ!通させないで小競り合いになることがあります) - 街宣車で特攻する
→これは、ゲートを閉められ、さらにその間に機動隊が入り、阻止されます - 一般車やレンタカーなどで一般人を装って侵入を試みる(服装も一般人の服装)
→警備担当の警察官は右翼活動家の顔を覚えているのであろうか?たとえレンタカーに乗っていて一般人のふりをしていても、右翼活動家であることを目ざとく発見し、停止させられて排除されます - タクシーに乗ってタクシーごと侵入を試みる
→さすがにタクシーに乗ってれば警察官は気づかないだろうと、かつてタクシーで侵入を試みようとした右翼活動家がいました。しかし警備担当の警察官は見事なまでに、タクシーの後部座席に乗っているぱっと見ると普段着で一般人と見分けのつかないはずの右翼活動家に気づき、タクシーごと排除し、侵入を阻止しました - マリオカートで侵入を試みる
→マリオカートはあっさり侵入できました。しかし、運転手はロシアへの抗議が目的というわけではありませんでしたが、著作権違法で逮捕されました(嘘ですw)
このように、とにかく、反ロシアデーの日には、ロシア大使館の周りは規制線を張られ、とにかく右翼活動家は、一切ロシア大使館に近づけないのです。
まさに、日本の警視庁が誇る世界最高レベルの厳格な警備体制が敷かれる反ロシアデーにおいて、今までのロシア大使館の警備史上における大事件が起きました。
規制線内から、絶対に聞こえるはずのない拡声器から流れる軍歌「出征兵士を送る歌」が聞こえてきたのです。
規制線内に軍歌を流す街宣車がいる!!どうやって入った??
現場の警察官は、一瞬、目の前で何が起こっているのか、わからない感じで、現場の警察官たち誰もがこの街宣車を注視しますw
そして、すぐさま街宣車に駆け寄る。
すぐさま音量測定係も測定器を持って駆け寄る
機動隊は車両止を持って駆け寄る
一体どこの団体の誰が乗っているんだ?と警察官が運転席を覗き込む
反対側からは、拡声器の軍歌の音量を下げてくれとお願いする
とにかく現場の警察官は寝耳に水で、すごい慌てぶり。
それやそうです。
一年のうちで最も最高潮に警備レベルを上げ、アリの一匹さえ通さない
超厳重な規制を張っている、その規制線内に軍歌を流した街宣車がいるです!
これが、どれほどの大事件であるのか?ほとんどの人はピンとこないでしょう。
しかし、警察関係者、街宣右翼関係者の方々であれば、これがどれほどの偉業であるか、わかるでしょう!w
そんなことは、少なくともここ10年間の間、一度もなかった・・・と思いますw
(→思想活動家の久保田さんも規制線内への侵入に成功していました)
しかも、どこの団体の誰なのかもわからない。。。
警察官や公安?が車の中を覗き込んで、拡声器の音量を下げせようとしたり、規制線内から出ていかせようとしたり、そもそも一体誰なのか、その正体を突き止めようと必死です。
どこの団体の誰なのかわからない。一つだけわかること、それは、正義の味方アンパンマンのプリウスだということだw
そして、今まで街宣車の行く手を阻んでいたゲートが開かれると、
アンパンマン街宣車は、軍歌「出征兵士を送る歌」を拡声器から高らかに奏でながら出ていった。
そして、この謎のアンパンマン街宣車が規制線外に出ていくと、すかさずその後を、白バイが追いかけていくのでした
一体、このアンパンマン街宣車は、どうやって最高レベルに警戒されている規制線内に入ってきたのでしょうか?
いや、この外観の車だと、厳しい警視庁の規制線内に突入することは不可能ですので、
おそらく規制線が張られる前から、規制線内のどこかに潜んでいたのでいた事と思われます。
この街宣車はどこの団体なんでしょう?この街宣車は誰なのでしょう。
軍歌を流していたものの、具体的な政治的メッセージは発していませんでした。
この日のこの場所に街宣車で出現するという行為が、すでにロシアに対する抗議であるのかもしれませんが、
しかし、「北方領土返還しろ」といったような具体的な言葉も見当たらず、聞かれなかったので、
この街宣車の目的が、ロシアへの抗議だったのかどうかは、わかりません。
しかも、実はこの街宣車規制線内出現事件は、朝の早い時間に起きたため、これを目撃している人は、現場の警察以外、ほとんどいません。
警察警備の虚を突いたアンパンマン街宣車プリウスロケットのロシア大使館突撃事件でしたw