街宣右翼の正体は在日韓国人による自作自演で反日工作員と主張する根拠について

街宣右翼は在日の自作自演だと信じる原因

私は、出来る限り正体を隠していようと思っていましたが、当然ではありますが、もう、バレまくって、今更自己紹介も必要ないとは思いますが、それでもまだ誤解される方、怪しむ方がいるので、今一度言いますが、私は右翼でも左翼でもないし、警察関係者でもないです。

ただ今街宣中のホームページとも関係ありません。

写真を撮っている目的は、と問われると、答えに窮しますが、一応、出来る限り中道の、報道という立場、ジャーナリストという立場で写真を撮るよう、心がけてきました。

ただ、現状、報道はあまりにも商用に毒されているように思いますし、本来の報道の役割を果たしていないように思います。

本来、報道というのはその場で起きているありのままのことをありのままのまま伝えるべきものでしょう。

しかし、マスコミは、特定の政治団体の宣伝活動に協力しない、とかいうもっともらしい理由で、

特に街宣右翼の活動に関して、報道しないことが中立、中道、報道の立場だと考えているようですが、

その割には、街宣右翼の関係者が、何らかのネガティブな事件を起こした時だけに限って、

警察発表垂れ流しの報道をするという、まったくもって、ジャーナリスト精神、報道魂のかけらもない、見下げた奴らでありますｗ

まぁ、どうでもいいのですが、そんなことで、私は長年に渡り、街宣右翼の活動を出来る限り中立な立場で実際の活動を自分の目で見て、耳で聞くという、現場主義で追い続けてきました。

そうした僕の実際の活動を知ってる知人から、実によく尋ねられるのが、「街宣右翼の正体は在日韓国人による自作自演で反日工作員なの？」

という類の質問です。

これは本当によく聞かれます。僕のような現場主義やよく現場で会う右翼マニアの方々、そして街宣右翼の方々なら、だれもが一様に、「そんなわけないじゃん」と一笑に付す質問ではありますが、しかし、おそらく世の中の大多数の人は、実は「街宣右翼の正体は在日韓国人による自作自演で反日工作員」というのを信じてしまっている人の方が多いのが現実ですし、実際に街宣右翼の方々も、それを身をもって実感しているのではないでしょうか。それほど、間違った認識が世の中に蔓延しているのが現状です。

そもそも、多くの人にとって、街宣右翼の活動を目にする機会なんて、なかなかないであろうにもかかわらず、なぜ、そんなすごい街宣右翼の秘密みたいなことを知ることができちゃうのでしょう？

その原因は、誰が何のために作ったのかわからない、このホームページですねｗ

http://www.geocities.jp/uyoku33/

このホームページを見れば、だれもが、ああ、なるほどと思うわけです。なぜなら、豊富な写真と、豊富な事件記事、豊富なデータで説明しているからです。でも、気味の悪いことに、肝心なこのホームページの作者は、巧妙にその素性を隠していて、言い逃げみたいで、ちょっとズルイなぁと思うのですがｗ

でも、このホームページは、実際によく調べ、よく書かれていて、まぁ、言いたいことはわからないでもないですが、所詮、お部屋のなかで、インターネットをカチャカチャやって、自分の主張に都合のいいデータだけを集めて、つなげて、見せているだけであり、実際の現場、現実とはかなり乖離しています。

昔はたしかに、書いてあるようなことや事件もあったでしょう。でも、先に言ったように、基本的にマスコミは、中立な報道とはいうものの、街宣右翼に関しては、警察から報道するように頼まれる、ネガティブなことしか報じません。

よって、上記のホームページは、事実のみを集めたように思うかもしれませんが、実は、極度に偏った事実しか、集めていないわけです。

写真が語る真実について

そう言われてもピンと来ない人が多いかもしれませんが、例えばオウム真理教の信者のように、情報をコントロールされてしまえば、同じ日本に住んでいても、世の中の見え方がガラリと変わってしまうわけで、あれと似たような作用、影響がこのホームページにはあるわけです。

この写真だって、今見れば、誰もが、こんなのインチキじゃん！って思うかもしれませんが、情報をコントロールされていた当時のオウム信者の人たちは、同じ日本に生活していたにもかかわらず、これを見て、本当に空中浮遊していると信じ込んでいたわけです。そして麻原彰晃のいうことを信じきって日本政府転覆を企てて実行という悲劇を起こしてしまったわけです。

このオウム真理教のような効果で、上記のホームページは街宣右翼のイメージを効果的に貶めることに成功しています。

その証拠に、鬼の首を取ったように、いろいろなところで採り上げられている、武相育成塾という右翼団体の、かの有名な「韓日友好」の文字の入った街宣車の写真。。。

インターネットのあらゆるところで、街宣右翼の正体は在日だ！と主張する根拠として、引っ張りだされて、「これが動かぬ証拠だ！」とばかりに言っているもととなる街宣車の写真が上記のホームページに掲載されていますね。

写真は嘘つかないだろ！と言わんばかりにこの写真を見せつけられるんですが、不思議な事に、この写真以外、「韓日友好」の文字の入った街宣車の写真はないんです。

僕も、相当の数の街宣車を今まで見てきていますが、韓日友好の文字の入った街宣車を一度足りとも見たことありませんし、日本中の人から街宣車の写真を集めまくって掲載している「ただいま街宣中」のホームページの中にも、「韓日友好」の文字の入った街宣車を見つけることができませんし、僕の仲間の街宣車マニアの人たちも、あるいは面識のある街宣右翼の人達も、「韓日友好」の文字の入った街宣車を見たことある、という人がいません。

この街宣車は、確かに存在したようですが、今はその消息は不明。少なくとも、ここ数年、主だった街宣右翼の抗議現場では見かけませんでした。

そんな、非常にレアな、オオサンショウウオよりも希少な街宣車の、たった一枚の写真、何百、何千とある真実の中のたった一つの例外を根拠に、あたかも、全ての街宣右翼の正体は在日韓国人による自作自演で反日工作員だ！というのは、あまりにも乱暴な主張ではないでしょうか。

というか、この写真をよく見て下さい！

あれ？よく見たら、「韓日友好」ではなく、「日本最高」って書いてあるじゃないですか！

所詮写真なんて、こんなもんです。簡単に合成できて、別バージョンを作れてしまうわけです。

あんまり絶対視してはいけません！

確かにこの元となった写真は、本当の写真かもしれませんが、今現在の街宣車の実情とは非常にかけ離れた一枚なのです。しかし、その一枚をあげつらい、あたかも日本の街宣車が全てそのようなものであるかのようにいうのはどうかと思います。

ちょうどこのタイミングで、医療報酬の不正請求で逮捕されたタレント女医が、ホームページ上の写真と逮捕時の映像とのギャップがあまりにも大きすぎて、話題になっていました。

タレント女医のスッピン

写真と現実の乖離。というか、あの逮捕を報じた同じテレビが、あの虚像のイメージを作るのに加担していたわけです。「こんな女医を出演させたテレビ局もおかしい」と疑問も相次いでいるようですね。

写真はあたかも真実を映し出しているかのような誤解を受けますが、写真の見せ方によって、現実を曲げることもできるのです。

話はそれましたが、こんなことを言うと、街宣右翼の回し者ではないか、と言われるかもしれないし、お前も実は反日工作員だろと言われるかもしれません。

これを書いた意図は、今、インターネット上で蔓延している、街宣右翼のイメージが、あまりにも実際の街宣右翼の状況とかけ離れているために、インターネット上の情報だけを見て、鵜呑みにしないでくださいということを、伝えたいのであります。

街宣右翼は好きではありますが、別にこれを書いたのは街宣右翼の肩入れをするわけでもなく、かといって、これで在日の人や左翼を攻撃するという意図でもなんでもないです。ただ、僕が見て聞いて感じてきたありのままを伝えたかっただけであります。