先日、若洲でストリートドリフトをやっていたということで、ドリフト族が逮捕されました。
年々、警察の取り締まりが厳しくなる中、ストリートドリフトをやる人たちも、摘発を逃れるために、様々な防衛手段を講じるため、ますます検挙が難しくなっているのが現状です。
ニュースでは逮捕されたという、事実のみの報道ですが、今回は、高度な摘発逃れ対策をしていたドリフト族がなぜ捕まってしまったのか、その裏で実際に起きていた、ドリフト族と警察の攻防の物語を紹介したいと思います。
ドリフト族
「よーし!マスクをして顔を隠して、ナンバーにもアルミホイルを貼り付けて、警察の摘発対策は万全だ!しかも、今回はさらに秘策があるから、絶対に警察から逃げ切れる!!さてストリートドリフトするぞ!」
(キキキキーというドリフトのスキール音)
警察
「おい!こら!紫の100系クレスタ35ローレルにのってるおまえ!今、ドリフトしてただろ!現行犯逮捕する!」
ドリフト族
「は?おまわり、何言ってんの?俺の100系クレスタ35ローレルは白なんですけど?」
警察
「うそつくな!・・・あれ、本当だ。ごめんごめん、見間違えちゃった。行っていいよ」
ドリフト族
「まったくもう、おまわりさん、しっかりしてくれよ!」
ブーンとどこかに走り去っていく。
しばらくすると再びキュキュキュというドリフトのスキール音
警察
「おい!こら!白の100系クレスタ35ローレル!止まれ!今、ドリフトしてただろ!現行犯逮捕する!」
ドリフト族
「はぁ?なんで?」
警察
「あれ?さっきのお前じゃないか!」
ドリフト族
「おいおい、おまわりさんよ。俺は今、白じゃなくて紫の乗ってたんですけど。」
警察
「あれ?あ、本当だ。おかしいなぁ??色覚異常になっちゃったかなぁ。ごめんごめん、見間違えた。行っていいよ」
ドリフト族
「まったくもう、しっかりしてくれよ!あばよ」
ブーンとどっかに走り去っていく。
再びキュキュキュというドリフトのスキール音
警察
「よし、こんどこそ捕まえるぞ!あ!なんだ、紫も白も同じ車だったんじゃないか!やっぱりお前だったんだな!こら!待て~!!逮捕する~」
解説:ドリフト族は左右を違う色で塗り分けることで、警察の目をくらまそうとしました。警察が横から見てた時は、うまく警察をごまかせていたのですが、後ろから追っかけられたときに、塗り分けていたのがばれてしまい、結局逆にそれが目立ちすぎて、後日検挙されてしまったのでした。(冗談ですw)
※この物語はフィクションではありません。登場する人物・車両・