現在発売中のトラック魂の仕事車礼讃のページ。
実はどの号にどの写真が載るか、僕にも知らされないので、いつもどの写真が出るのか楽しみにしているのですが、
今回は、今までにも増して、見た瞬間、ニンマリとしてしまいました。
一番初めは亀山急送さんの渡月丸さんの美しい大型水産系仕事車がドーンと載っていますが、
ここまでは、カミオンでも普通にありえそうな写真ですが、それでも、写真の中の一枚には、
運転席に座っている運転手さんが、おそらく携帯をチェックしているであろう場面が映り込んでいます。
そして次のページのやっちゃば仕様のレンジャープロの街道丸さんに至っては、
もしかしたら、これを見た運転手さんに、なんでこんな写真を撮るんだとあとで怒られるかもしれないのですが、
運転手さんが運転席に深くうずくまって、足をダッシュボードに投げ出している様子が写っています。
この時は、運転手さんは休憩中で体を休めていた時でした。そんな中を無理やり頼み込んで写真を撮らさせてもらったので、お休み中の所を、気分を害したくなかったので、そのまま撮りましたw
写真の見栄えより、その時の運転手さんの邪魔にならないように撮る、これがストリート写真なのではないかと思いますw
その隣に掲載されている伍煌会さんの夜云魅ゃ丸さんなんかは、バンパーが取れてて、中の配線がむき出しになった様子が映し出されています。
せっかく雑誌に載るのなら、バンパーが付いた綺麗な状態を撮れよ!と言われてしまいそうですが、
ストリートは諸行無常の一期一会。
その時を逃したら、次はいつになるかわからない。いや、次はないかもしれない。
なら、今、その時、どんな状態であろうと撮る、それがストリート写真ではないのでしょうかw
運転席に載ったまま運転手さんまで写ってたり、ダッシュボードに足を投げ出していたり、
バンパーが取れているような写真は、カミオンでは99%掲載されることはないでしょうw
そもそも写真を撮るときに、そんな写真にならないようにカメラマンなり編集者が現場で指示を出すはずです。
でも、仕事車礼讃のページに関しては、基本はアポなしの突撃取材を合言葉に、
おっと思うような仕事車を見つけたら、その場で突然声をかけて撮らせてもらうというコンセプトでやっています。
当然、ほとんどの場合は、トラックの運転手さんは仕事中なので、時間がなかったり、機嫌が悪かったりしますが、
そんな状況の中を、仕事の邪魔にならないことを第一に、ササっと撮るわけです。
ですから、トラックが見栄えのするような場所に移動してもらったりとか、
トラックのウィングを閉めてもらったりとか、写真を撮る時に
写真に人が映り込まないように、トラックの運転手さんに降りてもらうとか、
そういうことはしないし、そもそも、運転手さんは仕事中なんで、そんな暇もないので、
運転手さんが乗ったまま、あるいは積み込みしている最中に急いで撮ります。
だからこそ、運転席に載ったまま運転手さんまで写ってたり、ダッシュボードに足を投げ出していたり、
バンパーが取れているような写真が、堂々と掲載されるのです。
でも、だからこそ、見せるためだけの遊び車のデコトラ写真にはない、実際に仕事をしている臨場感ある遊び車のデコトラとは一味も二味も違う、仕事車としての写真になっているじゃないかなぁと思いますw
最近は仕事車で飾ったトラックがどんどん減ってきているので、トラックを探すのは非常に大変です。
派手さだけを追求した遊び車のデコトラと比べれば、どうしても見た目では見劣りしてしまうことの多い仕事車ではありますが、こんなすごいトラックで、こんなかっこいいトラックで、実際に仕事をしているんだ!というところを感じ取ってもらえるような写真をこれからも頑張って撮っていきたいと思いますw
いつか出たいです❗(笑)
このコーナーに掲載されるのは、厳格な掲載基準をクリアするだけでなく、カメラマンをはじめ、編集者、編集長、出版社の気が遠くなるような厳正な審査が必要になるんですよ!w
うわ!じゃあ無理だ❗ この前コンビニでお釣り募金しなかったし、エレベーター1人の時に屁したし!
でも●野さんのお知り合いとなれば、話は変わってきますw
オー声出すよ?(笑)
ありがとうございます!
社長!寿命が縮みます!
大丈夫ですって!(笑)
三原竜一 責任取って旅に出ます(-_-;)